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【case12】LHS005号

― LHSの新築

延床面積14.3坪でも

ロフトと天井高を駆使し、

想像以上の拡がりを実現

「?」 ちいさくてもいいので、

    自分らしく暮らせる家を建てられますか?


「!」 最小面積・最長ロフトのメリハリ平屋プラン



LHSならではの「コンパクトながら拡がりのある暮らし方」を具現化


お施主様と初めてお会いしたのは、ひょうたん島不動産の前身であるロフトハウスストアの研究

会。「ちいさな家とまちなか生活」でスタートしたLHSがおススメする家づくりの本を紹介し、9坪ハ

ウスなど小さな家をテーマにした本や雑誌を片手に、暮らしや営み、旅の話など楽しい時間を過

ごしました。


ちいさな家というキーワードはお施主様にとって興味深いフレーズだったようです。あれから数年

経ち、LHSの新築を決断されたお施主様。


私達が提案したのは、延床面積14.3坪、全長10mに及ぶロフトが特徴的な平屋プラン。

扉は水廻りのみ、全体に大きくつながるワンルームとなっています。


これまでの施工実績で最小となる延床面積。その半分弱をロフトという構成にし、ロフト下の天井

はあえて低めにしました。その分、天井は最高部で3.6m超を確保。しっかりとメリハリを効かせま

した。


部屋の端から端まで見通せる長さ10mの細く長いワンルーム空間は、斜め上へと伸びる視線と

相まり、空間の広がりをより感じる空間に。


柱や梁が組み上がった上棟のタイミングで、お客様からも「広いですね」というコメントを頂き、体

感できるボリュームの大切さを改めて実感しました。


数字では表すことのできない気持ち良さがここにはあります。

また、間口いっぱいのロフトは、来客や趣味、収納などのプラスα空間としてフレキシブルに活用

可能。


ご相談当初よりDIYを楽しみたい!と関心のあったお施主様の要望に応えるため、ロフトの壁は

一部、下地のままお引渡ししました。コテを使った左官作業を満喫されていると思います。


コンパクトながら拡がりのある暮らし方を提案してきたロフトハウスストアの家。今回実現した最

小面積の平屋が、その可能性を具現化する貴重な事例になりました。敷地に余白を残し、小さく

建てるというアイデアそのものも将来への可能性を秘めています。道路越しに見える立ち姿が、

とても可愛らしい仕上がりとなりました。帰るたびに愛着を感じてもらえると何より嬉しく思いま

す。







【建築データ】

■構造   木造平屋建て

■工法   在来軸組 工法

■敷地面積 197.75㎡(約59.8坪)

■延床面積 合計 47.50㎡(約14.3坪)

      1 階 47.50㎡(約14.3坪)

■設計監理 ナカノジロウ建築デザイン事務所

■施工   アップルハウス


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