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【case13】ナルトノビル

― テナント募集先行型空きビルリノベ

築50年超の

3階建RC造

レトロビルをリノベ

「?」 なかなか借り手のつかない物件、

    どうしたらいい?


「!」 戸建賃貸&Airbnb民泊経営のリノベ2案で

    入居者を先行募集!



親御さんから引き継いだ3階建RC造のビル。空き家バンク等も利用されていたものの、なかなか借り手に恵まれなかったようです。


オーナー様との出会いは、月イチ@ウェビナー。入居者を先行募集する仕組みで、空き家リノベを実現した事例をご覧になり、現状を打破すべくアクセスくださいました。

先代が継続的に丁寧に維持管理されていた建物を次の世代へ次ぎたいオーナー様の気持ちを受け、アイデアを紡いでいくことに。


鳴門駅近という好立地ながら、借り手がつかない要因を読み解きながら私たちが提案したのは、店舗を住まいにリノベーションし、戸建賃貸住宅とAirbnb民泊運営を行う賃貸店舗の2案。それらを同時に物件情報として打ち出すアイデアでした。

先行して入居者を募集するスタイルだからこそ、どちらも実現可能。


現状、駐車場がないという弱点を、インナーガレージとして設計に盛り込み、アピールポイントのひとつに変えました。

設計力を活かして練った各プランを完成イメージと共に、不動産検索サイトに掲載するとすぐに数多くのお引き合い。

オーナー様・入居者様・ひょうたん島不動産が関わり合いながら共につくるというコンセプトにも共感頂き、ビルは戸建賃貸住宅として生まれ変わりました。


和とモダンな雰囲気をほどよくMIXした空間は、残すものと新しくするものの良きバランスを見定めた、リノベーションならではの味わい。

不要なものを取り除き、内装材やカラーを変える等、敢えて必要以上に手を加えず仕上げました。

こうして、大空間の窓越しにお城も臨むことができる、見晴らし抜群の住まいが完成。

リノベーションした姿にオーナー様は目を丸くされ、愛着ある建物に新しい命が吹き込まれたことを心から喜んで下さいました。


入居されたご家族も、この場所での新しい暮らしに期待を抱かれているご様子。関わりある皆様にとって、完成ははじまりの一歩なのかもしれません。

大事なものが次なるカタチで引き継がれていくことの意義。身を持って知ることができました。






【建築データ】

■延床面積 合計 103.44㎡(約31.2坪)

      1 階 18.59㎡(約5.6坪)

      2 階 34.48㎡(約10.4坪)       3 階 34.48㎡(約10.4坪)

      ガレージ 15.89㎡(約4.8坪)

■設計監理 ナカノジロウ建築デザイン事務所

■施工   アップルハウス



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