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【case11】ゆるり


古民家のポテンシャルを

最大限活かした

唯一無二のデイサービス施設

「?」 築90年超の古民家、利活用できますか?

   

「!」 オーナーとテナントで共につくるリノベ案で出店者を先行募集



唯一無二のデイサービス施設に


「愛着ある実家を活用できませんか?」とオーナーから相談を受けた物件は、徳島市内の住宅街

に建つ90年超の古民家で、徳島大空襲の戦火をぎりぎり免れたと想像される場所でした。


賃貸での利活用を目指し、過去の空きビルテナント再生案で実績のある、出店者を先行募集す

るアイデアを提案。


利便性があるものの幹線道路から少し入る立地を考慮し、隠れ家的な飲食店やサロン、小売店

舗等を想定業種の軸として、一棟貸しからシェアするプランまで設計、オーナーとテナントで共に

つくるリノベーション案を打ち出しました。


募集早々、かねてより古民家を探していたというデイサービス事業者との出会いがあり、話はと

んとん拍子に進みました。


趣ある梁や柱のある古民家の雰囲気を活かしながらデイサービスとして必要な機能もしっかり備

えるプランニングやデザインにも、ひょうたん島不動産の強みが十分に発揮されました。

残すもの、作り変えるもの、新しいもの。

それらを吟味しながら生まれ変わった、懐かしさと新しさがMIXする空間。


事業者はもちろんのこと、慣れ親しんだ実家の変貌ぶりに驚きと喜びの声を上げられたオーナー

の姿が印象的でした。


プロジェクトに関わるみんなの想いが形となった新たな空間は、デイサービスという形でこれから

も多くの方に寛ぎの時間を与えてくれそうです。


出店を希望するテナントを先に募集し、その後オーナーとテナントで協働してリノベーションを行う

アイデアは、デザインディレクションという立場で携わる我々も含め、「共につくる」過程を通じ、空

きスペースを活かす相乗効果を生み出すことができたと実感。

古民家の持つポテンシャルを存分に引き出すことに成功した今回の事

例は、社会的にも大変意

義のある仕事となり、思い出深いケースとなりました。








建築データ】

■延床面積 合計 142.31㎡(約43.0坪)

      1階 113.05㎡(約34.2坪)

      2階  29.25㎡(約8.8坪)

■設計監理 ナカノジロウ建築デザイン事務所

■施工   アップルハウス




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