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続・ものとの関係

                  * 画像

様より引用させていただいています*

訪れた講演会。

椅子研究家 織田憲嗣氏からお話をうかがいました。

長年かけて家具や日用品を収集、研究してこられた織田さん。

日々使うもの、身に着けるものに、

こだわりと愛情を持たれていました。

結婚当初に揃えられた、カトラリー。

経年劣化で、持ち手のチークが傷んでしまった…

どうしよう…と、新しく取り替えたのは、そのチーク材。

私であれば、カトラリーごと新調していたはず。

また、入社まもなく購入されたジョンストンズのマフラー。

今も、季節になると首元に巻いていらっしゃるそう。

物持ちの良さ、という一言では表せない愛着を感じました。

吟味して選ぶ。

変わらない愛情をかける。

じっくり選んだからこそ、より愛着を感じられるのかもしれません。

『ものを購入する方を、消費者でなく、エンドユーザー・愛用者と呼んでいます』

織田さんのすべてを言い得た、

とっても素敵な視点からの、優しい言葉。

じわ~んと心に沁みました。

最後、会場からの質問。

「織田さんは、どのような観点でどの椅子がいいと思われますか?」

その答えは…

『時を超えて、変わらず、愛され使い続けられているもの』

まさにそうですね。

そんなものに日々囲まれていたい。

うなずくばかりの時間となりました。

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