相続により、引き継ぐこととなった実家。
今の住まいから、約2時間半の距離にあります。
愛着もあるし、使っていきたい。
たちまちの引っ越しはないけど…「じゃあ、どうしたらいい?」
そんな相談を受けた、ししくいの実家。
お施主様自身も、ゲストの一人として利用できる場所にしませんか?と提案し、
ホテルのような空間にリノベーションしました。
↓数棟あった建物を減築し、母屋・軒下・はなれという空間に再構成。
イメージは「実家と宿のあいだ」
訪れた方に、ゆっくりと寛いで、楽しんでいただける場。
コンセプトづくりから始まり、設計、施工。
建物完成後は『暮らしの仕立て屋さん』として、
使い始めるまでに必要なものを整えるお手伝いもさせていただきました。
家具や照明、ロールスクリーン、家電などの生活雑貨。
順に、ご紹介してまいりたいと思います。
まずは、母屋1階の家具から。
メインのスペースとなる、吹抜のLDK。
ダイニングテーブルとチェアを、ご用意しました。
テーブルは、大・小2つをオーダー製作。
大人数と、少人数での使い分けができるようなレイアウトにしました。
自由なサイズ設定、テーブルトップのバリエーションなど、
オーダーならではの選択の幅があるのが、嬉しいところです。
テーブルトップは、空間に合う明るめのグレー色。
水にも強いメラミン材で仕上げました。
スクエアなマットブラック色のスチール脚は、既製品を利用。
素敵なデザインの脚が揃うショップさんもあり、重宝しています。
ダイニングチェアは、様々なタイプから
最終、アーム付・座面、背面ともに布張りのものをお選びいただきました。
ゆったりと腰掛けることができ、
お食事のシーンはもちろんのこと、気づけば、いつのまにか2~3時間…
そんな場面にも居心地よく過ごせる安心感がありました。
チェアも、いろいろな選択肢がありますが、
このリノベーションした空間に馴染む素材や質感、色・柄。
メーカーさんとも相談しながら、セレクトさせていただきました。
家具の中でも、身体に触れて使うダイニングチェア。
リラックスできる時間のお供になれていたら、嬉しく思います。
*次回は、収納家具についてのお話です*
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