ガウディのエッセンス
家づくりカタログ “ いいかげん ” これまでの住宅実例をまとめています。 この中より、まちなかの2事例を vol.33 ロフトハウスストア研究会にて、ご紹介しました。 1つ目の「植物に囲まれながら子育てを楽しむ。」ご家族に続き、 2つ目のお住まいは「カサ・バトリョの理論を拝借。」 間口が約6mのまちなかの土地。 南北には、すでに隣接する建物がありました。 ここに、プライバシーを守りながら 明るさと解放感を得るには…? その答えには… たとえば、こんなアイデア(*^^*) ・光を採り入れるために、2.5m四方のコートを設けました。 空から降り注ぐ光は、コートからお部屋へと導かれます。
・コートに面する外壁は、白く塗装。 こうすることで、壁に反射した光は、より明るく室内へ。 この壁は、屋根の高さまであり、 隣地からの目線をカットする役割も担っています。
・1階の窓サイズは、2階より大きくしています。 コート越しの光は、暗くなりがちな1階にもしっかりと届きます。
これらは、スペインの建築家ガウディが設計した、 集合住宅カサ・バトリョの考え方をアレンジ。 ここ徳島のまちなかで、個人住宅に大いに活かされました。
様々な条件のもとでの家づくり。 それぞれに仕掛けを、ぎゅっと!盛り込んでいます。
ちなみに、こちらのコート。 時に、ご家族のダイニングスペースにもなっているようです。 空の下でご飯かぁ。いいですね。